【KYCC Message#6】社員インタビュー (営業):山谷さやか

1.(KYCコンサルティングに入社するまで)どんなキャリア、経験を積んできたのか?

人材紹介会社で約13年間、転職希望者の要望や環境を捉えた支援を担う

 KYCコンサルティング入社前は約13年間、人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして転職希望者の支援を担いました。業務内容は、転職活動の進め方や、紹介企業の情報提供などです。新卒で就職したメーカー(勤務地:東京)での人事(新卒者の採用活動)担当の経験と、自身の転居に伴った転職相談で人材紹介会社を訪ねたことがきっかけです。

 私が担当していたエンジニア職の転職理由で最も多いのは、入社前に想定した仕事内容と実際の内容の違いでした。新卒者(エンジニア職)がイメージする設計や開発などとは異なり、現実的な内容は幅広く、生産技術や品質管理など多岐にわたります。時代の流れにより転職時期に関する考え方は変化しています。近年は「市場価値」の観点から、若く早いうちでの転職意識が高まっています。それらを捉えながら、転職希望者の要望や環境に合わせた支援に努めました。

2.どういう経緯、どんな理由でKYCコンサルティングに転職したのか?

一個人の採用に経営者自らが組織を語る 組織の成長に必要な力として認められる

 当社に入社し、約1年になります。前の職場では制度が整っていました。充実した制度を活用することで13年間、安心して働けたことに感謝しています。ただ、組織において自分の役割を客観視すると、月単位で高いパフォーマンスを発揮し続けることに葛藤や不安を持ちました。また、社会で通用するビジネススキルを身に付けたい思いもあり、転職を決意したのです。

 転職先を選ぶ際には、自身が企業や仕事に対して何を求めているか、を重視した企業選定を行いました。当社を希望したのは、スタートアップ企業であるため、組織が成長していく過程で役割にも変化が生まれ、新たな業務へ挑戦できる機会と可能性が十分にあると感じたからです。面談の際、飛内氏(KYCコンサルティング代表取締役)より、組織の展望や課題、解決案などが伝えられました。

 一個人の採用に際して、経営者自らが組織に関する情報を共有し、そして組織の成長に必要な力として私自身を受け入れ、認めてもらえたことが、当社を選んだ大きな要因です。自身の働きが組織の成長と自分の成長につながる環境で、共に仕事をしていきたいとの思いから入社を決めました。

3.入社後、どんな仕事をしてきたのか?

顧客の背景を考慮し体系立てて説明 理解を得る過程が興味深い

 入社後から営業として働いています。営業職は、これまでの仕事と共通する点も多くあります。ですが、法人に向けた営業活動は初めてで、そこに挑戦できることは私にとって大きな収穫でした。これまでのキャリアや年齢を考慮すると、一から法人営業に取り組み、成果を出すことは容易ではありません。ですが、飛内から「基本的なコミュニケーション能力や営業としての考え方を備えているならば、挑戦して欲しい」と打診を受け、任せてもらえたことは大きな活力になっています。

 法人営業は、個人向けの営業より相手の状況が 早い段階で見通せます。何が意思決定に関わるのか、会社における要点はどこか、比較・検討する点は何か、などです。顧客の背景を考慮し理解を深めた上で、体系立てて説明をすることにより理解を得る、その過程がとても興味深いと感じます。

4.どんなところに醍醐味を感じているのか?仕事に対する情熱やこだわりは何か?

自社の課題を伝えることに価値を見出してもらえる存在でありたい

 法人営業を通じて、自身の特性を初めて実感しました。それは、筋道を立てて論理的に相手への理解を深めることです。現場で「当社のシステムを導入してもらいたい」との思いを、製品の特徴や推奨する理由を整理・分析して伝えるまでの一連の流れに面白さを感じます。さらに、その行いが成果に結びついたときの達成感はとても大きいですね。

 私は、営業を担う上で意識していることがあります。まず、相手から話しやすい環境を整えることです。次に相手が私に対して自社の状況や課題を話すことに価値を見出してもらうことです。そんな存在でありたいです。それらは両社の関係を構築していく上で重要な過程だと認識しています。

 当社の営業においては、顧客のリスク管理における現状や課題、環境などに対して、何を感じ、求めているのかという情報を提供してもらうことが最優先です。こちら側からの一方的な情報提供だけでは、相手側の需要はつかめず、関係も構築できないからです。

 営業先で実務担当者から求められる情報は、システムに関する情報と併せて、コンプライアンスチェックに関する一般的な利用状況や他社の動向、法規制についてなども多く含まれます。相手先から求められた情報を的確に説明し、納得してもらえることは、営業職として一番の醍醐味です。

5.将来的にKYCコンサルティングで成し遂げたいことは何か?

自身の役割が会社の成長に直結 自身の成長を実感できる環境が理想

 私たちは今、会社の成長曲線のスタート地点にいます。その環境は、自身の担う役割において、企業の成長に沿った形で必要な能力を養っていく必要があると思っています。そこに挑戦でき、自身が担える業務の幅が広がっていくことに期待が膨らみます。自身に求められる役割に対応し続けた結果が会社の成長に直結し、自身の成長も実感できる職場環境は、私の一番望む理想の形です。個人の力では成し得ないことを、チームや組織全体の中で適した役割を分担し、取り組みを進め、売り上げ目標を達成していく、その過程を共に楽しみながら挑戦し続けたいです。

 リスク管理は企業社会において、まだまだ後回しにされがちな分野です。ですが、社会的な必要性は増加しています。その認識や理解の差を埋めながらコンプライアンスチェックを普及させ、ツールを導入してもらう取り組みに可能性を感じます。従来のリスク管理方法を踏襲しながら、自社独自のシステムも用いたコンプライアンスに特化したサービスの魅力を広め、企業社会に当たり前に普及し、それに貢献することでスタートアップ企業としても成長していくことを期待しています。